▶アイキャッチ画像の出典:旅と温泉の無料写真素材おんふぉと/http://on-photo.com/nara/onsen-nara/shionohaonsen-yamabatoyu/
最近テレビでもしばしば特集される関西の秘湯。
今回ご紹介する温泉なんですが、入之波温泉と書いて「しおのはおんせん」と読むこの温泉は、奈良県と三重県の境目にある「大台ケ原山」を登って行く山道の途中にある関西随一の秘湯です。
この辺りでは高級ブランド材としても名高い吉野杉がたくさん植林されているために生い茂った木々でいっぱいの深い森になっています。
そんな山奥の森の中にあるのが「山鳩湯(やまばとゆ)」です。
ここは日々の喧騒から離れてのんびりとお湯に浸かりにやってくるのにちょうど良い温泉かもしれません。その温泉成分の「濃さ」にきっと驚かれること間違いなしです。 関西でここまで「濃い濃い、濃すぎる濃厚な泉質」は、見たことありません。
山鳩湯の歴史をさかのぼってみると、平安時代に薬湯として開湯されていて江戸時代に入るころには湯治場として栄えたくさんの湯治客でにぎわっていたそうです。 しかしダム建設に伴って一度はダムの下へと消えてしまった温泉だったのですが、その後源泉を掘り当てることに成功して再び温泉が湧きだすことが出来た何ともありがたいお湯なんです。
関西の中でも「奈良の日帰り温泉」は数多くありますが、ここ「山鳩湯」は、温泉マニアが必ず訪れるという人気の高い日帰り温泉です。
今回はそんな関西を代表するの秘湯「山鳩湯」についてご紹介していきたいと思います。
それでは、以下より順番に見ていきましょう。
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この記事の目次
1.温泉マニアも絶賛!温泉成分が濃い濃い「入之波温泉 山鳩湯」の魅力とは?
▶出典:旅と温泉の無料写真素材おんふぉと/http://on-photo.com/nara/onsen-nara/shionohaonsen-yamabatoyu/
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最初におさえておきたいのが、「入之波温泉湯元 山鳩湯」の目玉は、巨大なケヤキの切株を切り抜いて作られた圧巻の「露天風呂」です。
赤茶色に濁ったお湯は音を立てて湯船から外へと勢いよく流れ出しています。毎分400リットルものお湯が沸きだしているそうなのですが、少しもったいないような気もしますがそれだけ贅沢な温泉ともいえそうですね。
そして更に露天風呂からは日本百景・日本の秘境100選に選ばれた「大台ケ原」や一度は消える温泉の原因となった「大迫ダム」を眺めが素晴らしいです。
「緑に囲まれていると視力が回復する。」なんて言いますが、不思議とここでは目ばかりでなく体中の機能が回復していくそんな感じがします。
出典:instagram/tanishi24zさん
写真は、山鳩湯の露天風呂です。
出典:instagram/nar1iさん
写真は、山鳩湯の内風呂です。
露天風呂は「4・5人」が入れるほどの大きさで、内湯は10人は軽く入れる大きさの浴槽です。
出典:instagram/tanishi24zさん
どちらの浴槽も四方をぐるりと温泉成分が付着していて原形をとどめないほどです。年に何度となく取り外されるそうですがまたすぐに付着してしまうのだそうです。
打たせ湯もあったのですが、石灰質の析出物がだんだんと積み上がっていくために今では使用禁止になってしまっています。
析出物が多いのはそれだけにとても成分の濃いお湯という事が言えますね。
少しぬるめのお湯はゆっくりと浸かるにはちょうどいいお湯かもしれません。 十分に温泉を楽しんだ後の休憩室では開放された窓からの森から吹き抜ける風がなんとも心地よく天然のクーラーのようです。夏のお昼寝にやって来るのにも最高の場所かもしれません。
また、山鳩湯では湯上がりに絶品の食事もあります。山奥という場所柄かオススメは「猪鍋」や「しか鍋」などがあります。その他にも、「山菜釜飯」や「あまご釜飯」、「あゆ釜飯」まで、食事にもこだわりを感じました。
出典:instagram/dj_hyukさん
お風呂上がりに釜飯がいただけるなんて、幸せですよね!
2,「山鳩湯」の天然温泉の泉質紹介
出典:instagram/tanishi24zさん
関西では珍しい炭酸泉で人気が高い「山鳩湯」の天然温泉の泉質情報です。
泉質情報
泉質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉
温度:39.0℃
湧出量:毎分400リットル
効能:
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、慢性婦人病、ヒステリー、冷え症、うちみ、などに良いとされています。
3,入之波温泉「山鳩湯」の基本情報
出典:instagram/note_to_keikoselfさん
名称:入之波温泉 山鳩湯(しおのはおんせん やまばとゆ)
英語表記:SHIONOHAONSEN YAMABATOYU
郵便番号:639-3611
住所:奈良県吉野郡川上村入之波391
電話番号:0746-54-0262
休館日:
・11月~3月末の間/火曜日・水曜日 ※祭日・正月・連休は営業
・4月~10月末の間/ 水曜日 ※祭日・連休・お盆期間は営業
営業時間:
●日帰り入浴
10:00~17:00 ※最終受付16:00
入浴料:
●日帰り入浴
入浴料: ※2018年6月現在
・大人/800円
・小人(小学生以下)/400円
●宿泊:
・1泊2食付/11,880円~
※予約が必要です。
駐車場:無料駐車場12台
公式サイト:http://www.yamabatoyu.yoshino.jp/index.htm
施設に備え付けてある備品:
・シャンプー
・リンス
4,入之波温泉「山鳩湯」の口コミ・評判
ここでは、実際に入之波温泉「山鳩湯」に訪れた方々の口コミ情報についてご紹介しておきます。
これから「山鳩湯」に行かれる際のご参考にご覧下さい。
そして〜登山後の温泉は奈良県最強と噂の入之波温泉山鳩湯にやってきました。茶褐色の濃厚なナトリウム塩化物泉。湯温も自分にはベストで久々の極上温泉でした!露天から見える新緑に染まったダム湖もお見事! pic.twitter.com/2Th5juVlPd
— HMS_Hiro (@HMS_Hiro) 2016年5月21日
奥吉野の入之波温泉に来たガゥ。山鳩湯の浴槽は成分が蓄積して鍾乳石と化してたガゥ。ちょっと温めで、のんびりゆったりできたガゥ〜(*˘3˘*).。.:*#奈良県 #川上村 #絶景 pic.twitter.com/oDwMpOpL2S
— シャケ (@cherrywolf_sake) 2016年5月14日
奈良の山鳩湯、ぬる湯ですげーよかった。まっ茶色の温泉 pic.twitter.com/lEp95MfL9i
— GROM@キャンプ部 (@125GROM) 2016年5月7日
山鳩湯からの景色。これからの季節晴れた日は最高でしょう。 https://t.co/HKCbV0inPL pic.twitter.com/DDxqooldSr
— dish (@washadish) 2016年5月6日
訪れた人は奈良県の秘湯としてのロケーション、源泉掛け流しの泉質など、大満足の様子です。
温泉好きの方なら一度は訪れてみて損はないはずです!
最近ではテレビでも特集されることが多く、秘湯と言われましたが一般的にも有名になってきました。
実際に行かれる際は、空いている時を狙っていきたいですよね。
5,奈良「山鳩湯」までのアクセス情報
名称:入之波温泉 山鳩湯(しおのはおんせん やまばとゆ)
郵便番号:639-3611
住所:奈良県吉野郡川上村入之波391
電話番号:0746-54-0262
交通情報:
▶参考:山鳩湯までの詳しいアクセスマップは「公式サイト」もご参考にご覧下さい。
電車&バス
・近鉄電車「大和八木」駅、「大和上市」駅からバスで「湯盛り温泉杉の湯」で下車、乗り換えで「入之波行き」終点下車。※大和上市からは、約1時間10分かかります。
▶参考:Googleストリートビューで見る「山鳩湯」
山鳩湯の周辺情報をGoogleストリートビューでご覧いただけます。
6,「日本の秘湯」ゆーナビ編集部コメント
出典:instagram/takesofaさん
いかがでしたか?
石灰質の温泉成分が付着した湯船は見るだけでもとても貫禄があり、一度入ればたちまちにその効果を味わえそうです。関西では珍しい炭酸泉のお湯は腰痛に効果があるといわれてゆっくり入る事で温泉成分を十二分に味わうことが出来ます。
ぬるめのお湯はそんな人にちょうど良い温泉ですね。
温泉と言えば冬の寒い日に入りたいと思うのですが、ぬるめのお湯とすがすがしい森の中で入る温泉は、冬はもちろん、夏にかけてのこれからの時期にも是非訪れてみたいそんな温泉ですね。
8,【関連情報】「山鳩湯」のある奈良県のおすすめ温泉情報
今回の記事では、入之波温泉「山鳩湯」をご紹介しましたが、奈良にはその他にも山奥に隠れた秘湯があちこちに存在しています。
ここでは、入之波温泉「山鳩湯」の情報に関連して同じ奈良県のエリアでおすすめの秘湯をご紹介しておきます。
以下も参考にご覧ください。
記事作成日:2018年6月12日
記事作成者:「日本の秘湯」ゆーナビ編集部