「確かどこかで見たことがあるような・・。」
「長い鼻の真っ赤な天狗のお面がある温泉を見て、どこかで見たことがあるような・・!?」
そんな風に思った方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
むか~し、むかしの事じゃった・・・そんな昔話に出てきそうな古く味のある温泉があります。そこは、栃木県の奥那須にある昔ながらの湯治場としても栄えた秘湯「北温泉」。
じつはこの温泉は上戸彩の実家なんです。
というのは映画の中のお話ですが・・・笑
映画「テルマエロマエ」の舞台ともなった温泉がこの北温泉なんです!
古代ローマと平たい顔族をつなぐお湯があったのはここだったんです。 何もないひなびた感じの温泉宿ですが建物の中に一歩足を踏み入れれば歴史を感じさせる物であふれ変えっいいて、不思議な世界へときっと連れて行ってくれるはずです。
それがずっと昔の江戸時代なのか・・、もっと昔の異国のローマなのか・・は、行った人だけが体験できるそんな不思議な温泉なんです。
今では、映画のロケ地になったことからたくさんの人がこの歴史ある「栃木の秘湯」に訪れています。
今回はそんな歴史ある、レトロ感たっぷりの栃木県の秘湯「北温泉」の魅力をご紹介していきます。
▶【関連情報】映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地になったその他の温泉情報もご覧下さい。
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この記事の目次
1,不思議な空間「北温泉」の魅力とは?いざ「テルマエ・ロマエ」の舞台をご紹介!
それでは、早速「北温泉」の魅力からご紹介していきます。
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「北温泉」の玄関を入ると囲炉裏があり、その周りには歴史を感じるもので溢れんばかりです。
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そして名物のカワイイねこちゃんが出迎えてくれます。
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そして、旅館の建物内に入ると、複雑な階段や廊下はまるで迷路。
真夜中に迷い込んだら少し怖い感じもします。
それでは、「北温泉」のお風呂の見どころをご紹介していきましょう。
(1)名物「天狗の湯」(※混浴風呂)
まずは、名物の「天狗の湯」から。
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写真は実際の「天狗の湯」の様子です。
天狗のお面が2対ある天狗の湯は、その名の通りに天狗が発見したお湯だそうです。
しかし本当の天狗ではなく山岳信仰に基づいた修験者の事だったとも言われています。
チョロチョロと湧出ていたお湯に大きな石を投げつけたところコンコンとお湯が沸きだしたとのこと。その投げたとされる石も「天狗の投げ石」として今もあります。
「天狗の湯」は、少し熱めの混浴風呂です。
更衣室は男女別に綺麗に作られているため、女性にも入りやすいです。
誰も入っていないのを見計らってサッと入る事も出来そうです。
しかし入っている途中で男性が入ってこられたらその時は覚悟を決めて上がるか、ずっと入っているかのどちらかになりそうですね。
蛇口を全開にしたかのようにドバドバと音を立ててお湯が注ぎ込まれているのは湯量が豊富な証拠です。
なんとも贅沢の極みです。
「天狗の湯」は、別名「子宝の湯」とも言われていて奥には鬼子母神が祀ってありお参りしてから入浴すると子宝に恵まれるとのことです。
それでは、「天狗の湯」以外にも、その他のお風呂もチェックしておきましょう!
(2)露天風呂「河原の湯」※男女別
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写真は、露天風呂「河原の湯」です。
「河原の湯」の露天風呂は、加水具合がちょうどよいぬるめの湯で、ゆったり入るにはちょうどいい温度です。
次から次へとあふれ出すお湯なんとも気持ちが良いものです。
流れる川沿いの音を耳にしながらゆっくりとお湯を堪能できる、そんなお風呂です。
その他にも「芽の湯」、「相の湯」、「泳ぎ湯」などがあります。順番に見ていきましょう。
(3)芽の湯
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こちらの写真は、「芽の湯」です。
「芽の湯」は、かつて別名「目の湯」と言われ眼病に良いとされていたようです。
「芽の湯」の歴史については公式サイトの以下の説明を引用させていただきましたので、ご確認下さい。
芽の湯は古来より目の湯と云われ眼病に良しとされていました
慶長7年頃(1600年初め)徳川江戸開幕に伴い
当地の藩主になった大関公所有となり
目の湯の下に御殿を建て姫様専用とした故に『姫の湯』といわれました
姫が使用したところから『姫の湯』明治以降『女の湯』とよばれ
其の後湯治は混浴主流であったところから『芽の湯』となりました
引用元:「北温泉」の公式ホームページより(http://www.kitaonsen.com/mokuj.htm)
(4)相の湯
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こちらは、「相の湯」の写真です。
明治の頃から残るすごい建物の中にポツンとある「相の湯」。
歴史を感じながら入浴できる、秘湯ファンが多い「相の湯」。
訪れた際は、是非、入浴していただきたいです。
(5)泳ぎ湯 ※水着可能の混浴
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こちらの写真は「泳ぎ湯」です。
最後に、北温泉のもうひとつの名物「泳ぎ湯」も忘れてはいけません。
その名の通り、温泉プールのようになっている露天風呂で、水着やバスタオルで入ることができます。
広々とした開放感たっぷりなため、思わず大空を眺めながらぷかぷか浮かびたくなります。笑
また、季節ごとの景色も堪能できるのも見どころです。
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冬は雪化粧の中で温泉を楽しむことができますし、秋の紅葉の季節は山々のグラレーションがなんともいえない美しい姿です。
「北温泉」はシャンプーも石鹸も置いていな桶が一つあるのみの温泉です。
温泉場によってはシャンプーや石鹸などを禁止しているところもあります。
お湯の成分によっては石鹸のかわりをしてくれる湯であったり、十分に肌へと浸透してくれる湯であったりもします。つまりは洗ったり保湿しなくても良いというお湯もあるんですね。
このように、北温泉はいろいろな温泉の中でもかなり特徴のある温泉のひとつですし、秘湯感たっぷりです。
年間を通して楽しめますので、是非、チェックしてみてくださいね。
2,「北温泉」の泉質紹介
秘湯「北温泉」の源泉の泉質情報です。
泉質:単純温泉(中性低張性高温泉)、弱塩泉、鉄泉
源泉温度:不明
湧出量:不明
特徴:「天狗の湯」、「芽の湯」、「相の湯」と3つの源泉を堪能することができます。
効能:
婦人病、神経痛、関節痛、筋肉痛、疲労回復、冷え性、打ち身、胃腸病、皮ふ病、痔疾、不妊症などに良いとされています。
3,「北温泉」の基本情報
出典:instagram/sugurutannoさん
名前:北温泉
英語表記:KITA ONSEN
郵便番号:325-0301
住所:栃木県那須郡那須町湯本151
電話番号:0287-76-2008
休館日:年中無休
営業時間:
・日帰り温泉/8:30~16:30
入浴料:
・日帰り温泉 ※2019年5月現在
700円
休憩室利用料:※2019年5月現在
・平日/1200円
・土曜日/1500円
個室休憩室利用料:※2019年5月現在
・平日/2000円
・土曜日/2500円
宿泊:※2019年5月現在
・梅/大人一泊 9,700円〜
・竹/大人一泊 8,700円〜
・松/大人一泊 7,700円〜
※食事付きです。
※予約が必要です。
※ご予約については、お電話でお問い合わせ下さい。
駐車場:あり
公式サイト:http://www.kitaonsen.com/mokuj.htm
お風呂情報:
・混浴露天風呂(温泉プール) 1
・露天風呂(男女別1/1)
・打たせ湯(混浴1)
・混浴内湯 1
・内湯(女性専用2)
・内湯(男性専用1)
施設に備え付けてある備品:なし
その他お役立ち情報:
・混浴露天風呂は、水着やバスタオルの着用OKです。
・混浴内湯「天狗の湯」は、バスタオルなどは禁止ですので女性の方は混浴は恥ずかしいかもしれません。
4,Googleストリートビューで眺める「北温泉」
Googleストリートビューで北温泉の混浴露天風呂「温泉プール」の様子をご覧いただけます。
冬場はこのように雪がつもり、雪見温泉も楽しめます。
5,「北温泉」の口コミ評判情報
ここでは、栃木県の秘湯「北温泉」の口コミについてご紹介しておきます。
古き時代のレトロ感たっぷりの世界を体験された方々の温泉体験の感想を参考としてご覧下さい。
念願の北温泉に行ってきたー!
テルマエロマエのロケ地で有名になりましたね迷路みたいな館内に、お風呂がたくさん!
建物も黒光りする重厚感にいろいろごちゃごちゃ加わって、なんとも言えないいい感じ。
たまらんわー。。 pic.twitter.com/mrvDAQkmpK— よちこ (@honmangen) 2016年6月18日
北温泉旅館にきてますが、
すげえ空間だ… pic.twitter.com/VSdLSEuf0M— 春は馬車に乗って (@jounalduvoleur) 2016年5月3日
ランプの明かりに癒される北温泉(天狗の湯) pic.twitter.com/pRroIf9pju
— NIHON CAMERA (@NihonCamera) 2016年6月20日
北温泉の温泉プール、浮き輪貸してくれるし滑り台もあるし楽しかったなー^ ^ pic.twitter.com/OoU1Ep5PZ3
— よちこ (@honmangen) 2016年6月18日
最近、「北温泉」に訪れた方の多くは、やはり「テルマエ・ロマエ」で有名になったことで来られているようですね。
ただ訪れた方のほとんどが、その独特の雰囲気と空気感の虜になって帰って行かれるような口コミも多く見られます。
まるで迷路のような北温泉と名物の猫など、見どころがたっぷり。
この秘湯は訪れてみる価値はありますね。
6,栃木「北温泉」までのアクセス情報
郵便番号:325-0301
住所:栃木県那須郡那須町湯本151
電話番号:0287-76-2008
(1)電車・バス
●電車とバス
JR東北本線「上野」駅から「黒磯」駅下車、バスに乗り換え「黒磯」から「北温泉入り口」まで。
●那須温泉までのJR高速バス
東京・新宿・池袋方面から乗車
▶参考情報:那須リゾートエクスプレスについてはこちら
(2)車
東北自動車道「那須IC」で降りて、下道で30分で到着。
7,【宿泊予約】「北温泉」の宿泊に関するお得な料金での予約方法
この記事でご紹介してきたとおり、「北温泉」は、日帰り温泉だけでなく宿泊することもできる温泉旅館です。
非日常の歴史ある空間で、ゆっくりとした時間と秘湯温泉を堪能されたい方。
そんな方は、是非「北温泉」に宿泊されることをおすすめします。
もし宿泊をご検討中の方は、以下でお得な料金で宿泊できるプランを探して予約してみてください。
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8,「日本の秘湯」ゆーナビ編集部コメント
出典:instagram/uraan39さん
秘湯と呼ばれる温泉は、山奥にある一軒宿などが多く、歩くたびにミシミシと音を立てるような歴史を感じさせる古い建物であったり、とても簡素な作りの湯船がポツンとあるだけでだったりします。
また露天風呂には木の葉などが浮いていたり、湯花がいっぱいだったりもします。
そういった事が苦手な人もいるかもしれませんがまた反対に、「だからいいんじゃない!」なんて人も。
そんな古い湯治場が苦手な人でも本当にいいお湯に出会って雰囲気を十分に味わって見れば、いつしかその良さにハマってしまうかもしれません。
秘湯ファンならずとも一度は行ってみたい温泉の一つではないでしょうか?
記事作成日:2019年5月16日
記事作成者:「日本の秘湯」ゆーナビ編集部