突然ですが、「日本三大美人の湯」ってご存知でしょうか?
温泉好きの方ならおそらくご存知の方も多いと思います。
群馬県の「川中温泉」、島根県の「湯の川温泉」、和歌山県の「龍神温泉」と、この三つの温泉を合わせて「日本三大美人の湯」と呼ばれています。
そんな中、今回ご紹介するのは、山奥の奥地にある秘湯。「熊野古道」や「那智の滝」などの世界遺産で知られる紀伊山地、奈良、三重、和歌山の3県にまたがるとっても広大な森林、そんな紀伊山地の山奥にある温泉をご紹介したいと思います。
その温泉の名前は、「日本三大美人の湯」のひとつ「龍神温泉 元湯」です。
出典:instagram/shokoconamiさん
「龍神温泉」
世界遺産がある紀伊山地にふさわしいなんとも神々しい名前の温泉ですよね。
「龍神温泉」は、前途のとおり日本三大美人の湯として温泉好きに知られているのですが、「龍神温泉 元湯」はその元湯と言われている温泉なんです。
「美人の湯」の元湯というだけあってその美肌効果は抜群。温泉好きの女性には特に人気の高い温泉としても知られています。
出典:instagram/yuudollyさん
「龍神温泉 元湯」があるのは、紀伊山地の山の中なので、けして便利が良い場所にあるわけではありません。
ですが、そんな人里離れた秘湯感と美人の湯として知られる龍神温泉の泉質の良さが評判で「遠くても行きたい温泉」として実際に多くの方が訪れています。
また、紀伊山地には世界遺産に登録されている観光地も多くあるので、世界遺産観光と合わせて「龍神温泉 元湯」の日帰り入浴に立ち寄ってみるのもおすすめの温泉です。
それではそんなお肌のツルスベ感はお墨付きの秘湯「龍神温泉 元湯」の魅力をご紹介していきたいと思います。
さっそく見ていきましょう。
▼参考:「龍神温泉 元湯」に関連する記事として、以下の記事も合わせてご覧下さい。
「美人の湯(美肌の湯)」ってどんな温泉?美人の湯で有名な温泉地の紹介付きで解説
「日本三大美人の湯」について解説。群馬「川中温泉」、和歌山「龍神温泉」、島根「湯の川温泉」をまとめました。
この記事の目次
1,遠くても行きたい!日本三大美人の湯「龍神温泉 元湯」の魅力とは!?
それでは、最初に「龍神温泉 元湯」の魅力についてご紹介していきます。
「龍神温泉 元湯」の最大の魅力といえば、その泉質の良さでしょう。前途してきた通り、「龍神温泉」は日本三大美人の湯のひとつとして全国的にも知られている「名湯」です。
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「どんなお湯なの?」
「龍神温泉」の源泉は、古い角質を柔らかくして汚れを落としてくれる働きがある「重曹泉 (ナトリウム炭酸水素塩泉)」。
▶参考情報:「重曹泉(ナトリウム炭酸水素塩泉)」について詳しくは以下をご覧ください。
温泉の泉質「炭酸水素塩泉」とは?|温泉シニアマイスターの専門家が解説
無色透明に近いのですが、入ってみると肌あたりが良い柔らかな湯が特徴です。
入浴後の肌は「つるつる、しっとり、乳液をたっぷり付けた感じ」で、個人的にも「日本三大美人の湯」と言われるだけのことはあると思っています。
そして「龍神温泉 元湯」のお風呂は、内湯の大浴場と岩風呂、露天風呂があります。
大浴場は一度にたくさんの人が入っても大丈夫なくらい広々としていて、露天風呂は近くを流れる渓流を眺めることができ景色は抜群。
夜には晴れていると星空を楽しみながら天然温泉につかることが出来ます。
出典:instagram/m.o9o2さん
また「泉質の良さ」以外にも、都会の喧騒掛け流れた自然豊かなロケーションも「龍神温泉 元湯」の魅力の一つ。
世界遺産がある紀伊山地の山奥にあって、温泉の周りには「山」や「川」、「森」の大自然が広がっています。鉄道は通ってないので、車かバスなどでしか来ることが出来ないのですが、そこもまた隠れた秘湯といった雰囲気を醸し出してくれます。
神秘的な森の中でゆったりと温泉につかると、とってもリラックスすることが出来ますよ。
世界遺産の熊野古道や高野山、白浜など魅力的な観光スポットが多い南紀エリアですが、日本三大美人の湯のひとつ「龍神温泉 元湯」の温泉もぜひ体験してみて下さい。
▶参考:「龍神温泉」の動画も参考にご覧下さい。
2,合わせてチェック!静かで落ち着いた素泊まりの宿「龍神温泉 元湯 別館」
前途では、「龍神温泉 元湯」の日帰り入浴の温泉施設として魅力をご紹介しましたが、合わせてチェックしておいていただきたい、すぐ近くに宿泊することが出来る「龍神温泉 元湯 別館」という施設もあるので、こちらもご紹介しておきたいと思います。
出典:instagram/y.ushi3さん
宿泊施設「龍神温泉 元湯 別館」があるのは「龍神温泉 元湯」からすぐの橋を渡ったところ。
その特徴は、一人一泊たった「3,000円~」というとっても手頃なお値段!
しかも料金には「龍神温泉 元湯」の入浴料も含まれていて、チェックインからチェックアウトまで何回でも「龍神温泉 元湯」に入ることが出来るんです。
お部屋はシンプルな和室でトイレは共同、素泊まりのみなので共同で使えるキッチンがあります。けっして豪華ではないですが、掃除も行き届いていて清潔ですし、「3,000円〜/1泊」という値段なら十分満足出来ると思いますよ。
そして「龍神温泉 元湯 別館」は、温泉以外に特にこれといったものがないのですが、そこがまたいいところでもあるんです。
紀伊山地の自然に囲まれながら気の向くままに温泉につかったり、部屋でのんびりすごしたり、非日常の時間を過ごすのにピッタリの場所なんです。
出典:instagram/kazu.bikeさん
ただ、周りに飲食店がないので、来る途中にスーパーやコンビニで食材を調達してからくるようにして下さいね。
「龍神温泉 元湯」を満喫したいという人は「龍神温泉 元湯 別館」がおすすめの宿ですよ。
3,「龍神温泉 元湯」とセットで訪れたい周辺のオススメ観光スポット!
「龍神温泉 元湯」がある南紀エリアには、世界遺産をはじめとした観光スポットがいくつもあるとお話してきましたが、ここでは「龍神温泉 元湯」とセットで訪れたいオススメの観光スポットをご紹介したいと思います。
※周辺といっても南紀エリアはとっても広い地域なので「車」での移動が必須です。
(1)高野山
日本を代表する仏教の聖地の一つ「高野山」。
弘法大師「空海」が今から約1200年前に開山したお寺で有名ですよね。2004年7月に世界遺産に登録された人気の観光地です。龍神温泉からは「龍神スカイライン」を通ってアクセスできます。※冬季はチェーン規制があります。
出典:instagram/lemonlimeさん
▶参考情報:「高野山」について詳しくは公式サイトをご覧ください。
(2)護摩壇山(ごまだんざん)
出典:instagram/candy696さん
紀州の屋根と言われている「護摩壇山(ごまだんざん)」。
展望台からの眺めは抜群で、紅葉シーズンには綺麗に色付いた紅葉が楽しめます。また冬は温暖な紀州とは思えない雪景色に包まれます。
※ちなみに冬は雪がすごいエリアですので、必ず積雪情報や冬用タイヤやタイヤチェーンなど十分な準備をしてお出かけください。
「龍神スカイライン」の途中にあるので、休憩がてら立ち寄ってみるのがオススメです。
出典:instagram/yamadakabosuさん
▶参考情報:「護摩壇山」について詳しくはこちらをご覧下さい。
(3)白浜
「龍神温泉 元湯」からは、車で約1時間半ほどでの関西を代表するリゾート地の「白浜」。
夏には「海水浴」、冬は「白浜温泉」など、一年中たくさんの観光客が訪れます。
パンダに会えるアミューズメントパークの「アドベンチャーワールド」も人気です。
出典:hid.kobさん
更に「白浜」にも「白浜温泉」と呼ばれる温泉街があり、日帰り温泉として「共同浴場(公衆浴場)」や「温泉宿の日帰り入浴」など外湯めぐりを楽しむことができます。
▶参考情報:「白浜」の観光情報について詳しくはこちらをご覧下さい。
ぜひ「龍神温泉 元湯」と合わせて南紀観光を満喫してみてくださいね。
4,「龍神温泉 元湯」の源泉の泉質紹介
それでは、「日本三大美人の湯」のひとつになっている「龍神温泉 元湯」の源泉情報をご紹介します。
源泉情報
・泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉
・泉質特徴:無色透明のお湯です
・源泉温度:48.2℃
・ph値:弱アルカリ性
・湧出量:140リットル/分
・効能:
ー浴用/慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、切り傷、火傷など
ー飲用/慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病など
5,「龍神温泉 元湯」の口コミ・評判情報
泉質の良さと秘湯のロケーションがオススメの「龍神温泉 元湯」ですが、実際に行った人たちの感想も気になりますよね。ここでは「龍神温泉 元湯」を訪れた人たちの口コミや評判をご紹介したいと思います。
おはよう御座います
一昨日行った和歌山龍神温泉元湯がすごいよかった
日本三大美人の湯
アルカリ性でぬめりけのある源泉かけ流し最高です#温泉 #日本三大美肌の湯 #和歌山 #龍神温泉元湯 pic.twitter.com/H5WoRbJmVF— じゅん (@twritterjun) 2017年7月30日
くろみそ ただのいなり と和歌山熊野古道探索倶楽部してきて最後の締めで龍神温泉の元湯ってところ入ってきたけど今まで入った温泉の中でいっっっっっっちばんすごくよかったさいこう!! pic.twitter.com/FygfNXPweS
— あそっく(女児) (@asock9562) 2017年7月1日
龍神探訪
山並みは絶景
温泉は抜群
吊り橋もなかなか『龍神温泉 元湯』は掛け湯の段階からツルツルの湯とわかります。体を洗って浸かるとヌルヌルの湯に変わるほど泉質は最高!
日本三美人の湯なだけあります。これで私も美人に…はならないか。再び pic.twitter.com/XXAmzlkH09
— 長倉誠 (@syojinhibi) 2017年6月5日
龍神温泉で入った温泉は龍神温泉元湯♨️
龍神温泉元湯の場所は写真のように山奥の川の横にある静かな所です。
露天風呂もあり温泉の湯はほんの少しとろっとした感じです。
温泉に浸りながらゆっくりとながれる時を楽しみました☺️ pic.twitter.com/wGWEShD0q9— マビ (@mabi69sonic) 2017年5月21日
龍神温泉へ再訪です。今回は元湯さんへ
日本三美人の湯 頂きました ヌルツルでした(^^)
撮影禁止の為 パンフレットです。 pic.twitter.com/HVY8Flp7tn— 温泉だいすき (@onseniii) 2016年11月30日
白浜とは違った温泉。美人の湯というのがわかる。 (@ 龍神温泉元湯 in 田辺市, 和歌山県) https://t.co/lgXIlDGMx5 pic.twitter.com/mZ3FT3FOnz
— 無邪気白熊P@武道館両日LV (@mujak_shirokuma) 2016年11月18日
お宿にチェックインする前に立ち寄った龍神温泉の元湯でお肌とぅるんとぅるんで、日本三大美人になっちゃったら困る〜だし( ̄ー ̄)
https://t.co/fWSfhRNA3t— おねえやん (@tokorokko) 2016年9月24日
龍神温泉元湯だん。日本三美人湯だって。自噴源泉無加水無加温ぬるぬるアルカリ泉良かったわ〜。 pic.twitter.com/WNgiV2e9Qe
— томохиса фуйита (@luckyssdriver) 2016年8月22日
めっちゃ肌すべすべ! (@ 龍神温泉元湯 in 田辺市, 和歌山県) https://t.co/cuFEwHQ1h9 pic.twitter.com/bZJPGfxbrC
— ディミオ (@dimi_o) 2016年8月16日
龍神温泉、元湯で日帰り湯。源泉かけながしだそう。気持ち良かった!前には川が見えてて、ロケーションもいいし、露天風呂はヒグラシの鳴く声が聞こえて、お湯はつるつるになるし。最高❗ pic.twitter.com/PthM6FXraE
— cloud9♪ (@2015izu) 2016年7月29日
やはり肌がすべすべになるお湯を気に入っている人が多いようですね。女性に特に人気の理由がわかります。そしてロケーションも自然たっぷりで落ち着ける様子です。ほんとうに山奥なんで自然しかないと思っていただければ!笑
日頃の疲れを癒したい人、綺麗になりたい女性にはおすすめの温泉です。
6,「龍神温泉 元湯」の基本情報
出典:instagram/kazakaza999さん
名前:龍神温泉 元湯
英語表記:RYUJIN ONSEN MOTOYU
郵便番号:〒645-0525
住所:和歌山県田辺市龍神村龍神37
電話番号:0739-79-0726
定休日:年中無休
営業時間:日帰り温泉/7:00〜21:00
入浴料:2018年8月現在
・大人/700円
・小人/350円
お風呂情報:檜風呂、大浴場、露天風呂
施設備付の備品:
・ボディーソープ
・リンスインシャンプー
・タオル/110円
・石鹸/20円
・かみそり/30円
駐車場:あり ※70台(無料)
お役立ち情報:
●「龍神温泉 元湯 別館」に宿泊する際は宿の周辺に飲食店がない為、来る途中で食材を調達してください。
●宿泊情報:「龍神温泉 元湯 別館で宿泊が可能です。※元湯は橋を挟んだ向かいにあります。
・客室について
和室のみ(バス・トイレなし)
※トイレ・洗面台・キッチンは共同です。
・料金について
1人1泊「3000円~」※素泊まりのみ
・予約方法について
以下の電話番号よりお問い合わせして下さい。
0739-79-8688
7,和歌山県「龍神温泉 元湯」までのアクセス情報
郵便番号:〒645-0525
住所:和歌山県田辺市龍神村龍神37
電話番号:0739-79-0726
営業期間:年中無休
営業時間:日帰り温泉/7:00〜21:00
電車
JR線「紀伊田辺」駅下車。そこから「龍神バス」で約1時間20分で到着。
▶参考情報:「龍神バス」の時刻表はこちらをご覧下さい。
車
・湯浅御坊道路「吉備IC」から国道424を経由して龍神村方面へ約1時間30分で到着。
・阪和道「南紀田辺IC」から県道29号、国道425号を経由して約1時間で到着。
8,「日本の秘湯」ゆーなび編集部コメント
いかがでしたか?
「龍神温泉 元湯」
紀伊山地の山奥にある秘境の雰囲気がたっぷり漂う温泉です。
温泉以外には本当に何もありません。笑
森がただただ広がっているだけです。笑
しかしそれがまた、人里離れた非日常がたまらなく良い感じなんです。
入浴後の肌はつるつるで、日本三大美人の湯と言われるのも納得できるし、そんな口コミも多いですね。大浴場は広々としていて寛げますし、景色を眺めながら入れる露天風呂も解放感があって気持ちが良いです。
季節によっては週末は混雑していることもあるようですが、平日は比較的空いています。また、「龍神温泉 元湯」のすぐ近くにある宿泊施設「龍神温泉 元湯 別館」もおすすめです。
豪華さはありませんが、シンプルで周りも静かで落ち着けます。宿泊中はなんどでも「龍神温泉 元湯」に入れるのも嬉しいポイントです。「龍神温泉 元湯」を目当てにくるのも良いですし、近くにある「高野山」や「熊野古道」などの観光ついでに日帰り入浴で立ち寄るのもいいのではないでしょうか。
9,「龍神温泉 元湯」をはじめ「日本三大美人の湯」に関するお役立ち情報
この記事では、和歌山県「龍神温泉 元湯」を取り上げ、「日本三大美人の湯」として泉質の良さなどを主にご紹介してきました。
ここでは、そんな「日本三大美人の湯」について残り2つの温泉をご紹介しておきます。気になる方はチェックしてみてください。
▶島根「湯の川温泉」をご紹介!日本三大美人の湯の日帰り温泉をまとめました
また「日本三大美人の湯」と合わせて「日本美肌の湯」についても参考にご覧ください。
記事作成日:2018年8月9日
記事作成者:「日本の秘湯」ゆーナビ編集部