【大分】別府「北浜温泉テルマス」絶景の眺めが自慢!水着着用の野外健康浴(混浴)を堪能しよう!
別府「北浜温泉テルマス」絶景の眺めが自慢!水着着用の野外健康浴(混浴)を堪能しよう!

別府「北浜温泉テルマス」絶景の眺めが自慢!水着着用の野外健康浴(混浴)を堪能しよう!

 

JR線「別府」駅から亀川方面へ行く時、ほとんどの人が、「ん?なんだろう?」と思う施設があります。

事実、大分県の県外から来た人に、「あの建物は何?」と聞かれたことは多いです。

別府に住んでいれば、当たり前に思ってしまう温泉施設なのですが、かく言う私も、初めて見た時は、「何じゃこりゃ!」と思いました。(笑)

そして実際に行ってみると、そこは、様々な浴槽が待ち受ける素敵な「日帰り温泉施設」だったのです。

しかも、すぐ横は大きな公園です。おまけに、海まで側にあり、波の音が聞こえてきます。少し先には、別府のシンボル「別府タワー」まで。

そんな場所にある素敵な日帰り温泉施設が、今回ご紹介する「北浜温泉 テルマス」。

 

今回は、「北浜温泉 テルマス」の魅力はもちろん、その周辺情報や源泉の謎まで、たっぷりとご紹介させていただきます。

ところで、「テルマス」ってどういう意味?

「テルマス」って、ラテン語で、「浴場」を意味しているそうです。どっかで聞いたことあるような気がするんですが・・・・映画でしたっけ?

それでは、見ていきましょう。

 

▼【関連情報】北浜温泉テルマスのある「別府温泉エリア」の関連情報は、以下もあわせてご覧ください。

「別府温泉エリア」立ち寄り湯が堪能できるオススメ日帰り温泉まとめ

別府温泉エリアの「共同浴場(公衆浴場)」25箇所の外湯まとめ

 

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1,「北浜温泉 テルマス」とは?

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「北浜温泉テルマス」は、平成10年の10月にオープンした大型日帰り温泉施設です。

新しいかと思ってましたが、20年くらい経っているんですね。

個人的には、海沿いの温室。よくある、なんちゃら植物園とか、どこどこ熱帯資料館を思わせる雰囲気で、正直、温泉施設だとは、最初思いませんでした。(笑)

筆者の私が初めて入浴したのは、別府八湯温泉道の1巡目。ドキドキしながら入ったのを覚えています。

靴は、お金が後で戻ってくるシューズロッカーに入れ、受付で脱衣所のロッカーキーと交換します。受付では、「タオル」や「小物」等の販売もやっているようです。

受付を終えると、広いホールがあり、右手側と正面の左寄りに浴室への入口があります。実はこちら、男女入れ替え制なので、日によって、どちらになるかは分かりません。

ひとまず、私が一番多く行っている、右手側浴室からご紹介します。

のれんをくぐると、そこはロッカーの並ぶ脱衣所。それは、当たり前ですが、正面左側の入口も同じです。

脱衣所からは、浴槽に向かう通路があるのですが、実は、「水着着用で入浴する野外健康浴の入口」と「通常入浴の入口」に分かれています。

初めて行った時は、どちらか迷いましたが、ちゃんと張り紙がありました。間違えないように、気を付けましょう。(笑)

それでは、次は、お風呂の入浴レポートです。

 

2,「北浜温泉 テルマス」のお風呂の入浴レポート

 

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それでは、「北浜温泉 テルマス」の「入浴レポート」から。

脱衣所から続く廊下の先は、「内湯」が見えてきます。

左手側は、シャンプーインリンスとボディソープつきのカラン。さらには、謎の円筒空間の中にロープが垂れています。このロープを引くと、上にある大きな木のバケツから、水が勢いよく流れてきます。

「内湯」へは、階段を降りて行きます。真っすぐ行けば、「露天風呂」の入口。

左手側は、やや小さめの「内湯」。右手側には、丸太で区切られた、かなり大きな「湯舟」。「打たせ湯」や、「ミストサウナ」の入口もあります。

私のお気に入りは、この「ミストサウナ」。

蒸気が充満しているので、通常のサウナよりも気軽に入浴できます。

丸太で区切られた「湯舟」は、丸太を枕にして、体を浮かべる事もできますし、小さめの「内湯」の横には、「飲泉場」もあったりで、バラエティに富んでいます。

「露天風呂」に出ると、外の景色は見えないものの、晴れた日には、綺麗な青空を眺めながら入浴できます。

男女入れ替え浴室のもう一つの方は、造りに右左の違い等はあるものの、カランと謎の円筒空間や、ほぼ同じような浴槽があります。

違うのは、「ミストサウナ」がない代わりに、「蒸し風呂」があり、おまけに「蒸し風呂」の中には、「滝湯」まであります。さらに、「露天風呂」への出入口が二ヶ所あり、「内湯」からも「蒸し湯」からも行く事ができます。

前述の浴槽が整った感じの静かな浴室とすれば、こちらは、ちょっぴり冒険心をくすぐる面白さがあります。

 

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さてと・・・今回の「お風呂レポート」は、これでいいよね。

ちょっと待った!これでよくはないんです。

「北浜温泉 テルマス」ってこれだけではなかった・・。

もうひとつの入浴が「屋外健康浴(混浴)」です。

水着で行くのが恥ずかしいとは言え、混浴がちょっとと思っているとは言え、「北浜温泉テルマス」の「屋外健康浴」について、ノータッチと言うわけにはいきません。

だって、パンフレットにしっかり書かれているわけですから。そこで、温泉調査員の本領発揮!

 

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なんといっても屋外健康浴の最初におさえておきたいのは、「絶景の眺め」です。

 

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海を目の前にした絶景を長めながらの入浴は「そら、健康にいいよ」って感じにさせてくれます。笑

そして、お風呂の構成としては、中央に「ジャグジー風呂」があります。隅の方には、独自源泉を使用した、「露天塩湯」。

実は、この独自源泉は、普通浴の「飲泉場」と同じ泉質。

「ナトリウムー炭酸水素・塩化物泉」なんです。

流石に「飲泉場」に入浴はできませんが、手で触った感じでは、サッパリ感とポカポカ感がある感じです。

ちなみに、「ジャグジー風呂」は、普通浴と同じ泉質だそうです。あとは、水着のまま入れる「ドライサウナ」もあります。

別府では珍しい水着を着用して入れる「屋外健康浴(混浴)」も、別府の温泉の楽しみ方のひとつということを覚えておいてください。

 

次は、そんな「北浜温泉テルマス」の周辺情報もチェックしておきましょう。

 

3,「北浜温泉 テルマス」の周辺情報もチェック!

それでは、ここでは「北浜温泉 テルマス」の周辺の情報を少しご紹介しておきます。

「北浜温泉テルマス」の隣には、樹木で囲まれた、やや長方形の公園があります。

それこそが、「的ヶ浜公園」です。

 

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出典:instagram/anthonyho33さん

 

「的が浜公園」に並走するように、スパビーチと海が広がっており、樹木の壁の先には、やはり並走するように、大通りがあります。

大通りを渡ると、なぜか巨大なガスタンクがあり、公民館に併設の温泉や、ラーメン屋さんやファミリーレストランやちょっとしたお店等が建ち並びます。

この的ヶ浜公園。4月に行われる「別府八湯温泉まつり」や、7月に行われる「火の海祭り」等で、イベント会場になる場所でもあります。

 

▶参考情報:「別府八湯温泉まつり」について詳しくはこちら
▶参考情報:「火の海まつり」について詳しくはこちら

 

お祭りの日に見る花火は、かなりの迫力と綺麗さで、私自身、毎年楽しみにしています。

 

出典:instagram/h_tagucciさん

 

さらに「的ヶ浜公園」には、謎の石像やモニュメント等があり、不思議感満載です。

公園内にある噴水は、熱い時期になると、水浴びをして遊ぶ子供達がいます。丁度、水浴びしやすい噴水なので、私も浴びたくなるほどです。

ちなみに、温泉ではありません。(笑)

スパビーチと海を、左手側に見ながら、ずっと歩いていくと、北浜旅館・ホテル街があり、別府のシンボルとも言える「別府タワー」があります。

 

▶参考情報:別府タワーの公式サイト

 

「別府タワー」のあたりから、大通りを挟んだ付近が、別府市街地と呼ばれる場所になります。

北浜旅館・ホテル街は、立ち寄り入浴できる施設があり、また、温泉関連の雑誌等で無料券や割引券等が使える施設もありますので、温泉巡りをするのも楽しいかもしれません。

「別府八湯温泉道」の対象施設もありますので、「スパポート」を持っている人は、スタンプをもらえます。

そう言えば、「別府タワー」って、観光だけで終る人が多いみたいですが、意外と調べてみると面白いんですよ。

興味のある方は、是非、「別府タワー」も訪れてみてくださいね。

 

4,「北浜温泉 テルマス」の源泉を探ってみましょう。【マニア向け】

海沿いにある温泉って、それだけで、疑問が浮かんでくるのは、私が温泉マニアだからでしょうか?

ここから先は、マニア向けの内容になります。笑

ですが、興味のあるかたは、是非、読んでみてくださいね。

別府の温泉は、鶴見・伽藍岳を起源とする、火山性温泉です。

火山性温泉の源は、中性の「塩化物泉」です。

 

▶参考情報:「塩化物泉」の泉質について詳しくはこちら

 

実は、この中性の「塩化物泉」、鶴見岳の地下付近にあるそうで、ここから多種多様な泉質や、地獄と呼ばれる温泉噴口になっていきます。

つまり、鶴見岳から始まる温泉は、「塩化物泉」がずっと「北浜温泉テルマス」まで来ていてもおかしくありません。

 

ですが、「北浜温泉テルマス」の源泉は、「ナトリウムー炭酸水素・塩化物泉」。

 

塩化物泉の途中で、蒸気加熱型温泉の「炭酸水素塩泉」が混ざったとかんがえるのが自然です。

 

▶参考情報:「炭酸水素塩泉」の泉質について詳しくはこちら

 

いや・・・実は、北浜付近には、「モール泉」の可能性もあるんですよ。

「モール泉」と言うのは、非火山性温泉で、早い話、地下に眠っている植物起源の温泉で、独得の匂いがあります。

こちらも、「炭酸水素塩泉」の可能性が高いです。

ここで、海沿いの温泉である事の疑問。

「温泉に海水が混ざる可能性はない?」

蒸気加熱型温泉の「炭酸水素塩泉」に、海水が混ざると・・・いや、「モール泉」に海水が混ざって。組み合わせを考えているだけで、混乱してきそうです。(笑)

すいません、あれこれお話ししてしまって、結論は、、「北浜温泉テルマス」の源泉て謎なんですよ!ってことが言いたかったんです。笑

 

5,「北浜温泉 テルマス」の泉質紹介

それでは、改めて「北浜温泉テルマス」の泉質をまとめておきます。

 

(1)浴槽(内湯・露天風呂)

泉質:単純温泉(中性・低張性・高温泉)
泉温:58.5℃(気温17.4℃)
PH:6.9
湧出量:測定せず
効能:神経痛・筋肉痛・五十肩・疲労回復・うちみ・くじき・慢性消化器病・冷え性など
入浴感:

単純温泉の軽さはあるものの、成分量が多ければ、「ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉」になります。じっくり入浴していると、ツルツル感とポカポカ感がじんわりと体を包みます。

 

(2)浴槽(塩湯)

泉質:ナトリウムー炭酸水素・塩化物泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
泉温:49.5℃(気温20.7℃)
PH:8.7
湧出量:測定せず
効能:きりきず・やけど・うちみ・くじき・神経痛・筋肉痛・慢性消化器病・慢性皮膚病など

 

(3)飲泉(普通浴内に設置)

源泉は、塩湯と同じで「ナトリウムー炭酸水素・塩化物泉(低張性・アルカリ性・高温泉)」
効能:慢性消化器病・糖尿病・痛風・肝臓病など
飲泉感:

飲んだ感じは、ちょっと重いお湯を飲んだような感覚。ごくごく飲もうと思えば飲めるが、飲泉はコップ1杯を限度にしましょう。じっくり口の中で転がしていると、じわっと塩味がしてきます。

 

6,「北浜温泉 テルマス」の口コミ・評判情報

それでは、ここでは実際に「北浜温泉 テルマス」に訪れた方の口コミや評判などの感想をご覧下さい。

 

 

「北浜温泉テルマス」自慢の「屋外健康浴」を堪能されている方はもちろん、別府湾を一望できる絶景であるポイントや、また「屋外健康浴」だけでなく、「蒸し風呂」なども満足されていたり、種類豊富な「北浜温泉テルマス」の日帰り温泉を楽しまれているようです。

これから「北浜温泉テルマス」に初めて行かれる方は、是非参考にしてみてください。

 

7,「北浜温泉 テルマス」の基本情報

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出典:instagram/sayuri_4016さん

 

名前:北浜温泉テルマス
住所:〒874-0926 大分県別府市京町11番1号
電話番号:0977-24-4126
営業時間:10:00~22:00(最終受付21:00)
休館日:毎週木曜日(祝日の場合は翌日)
入浴料金:※2019年1月現在

●大人/510円
●子供/250円

お風呂情報:内風呂各2、露天風呂各1、打たせ湯各1、蒸し風呂1又はミストサウナ1(男女入れ替わりあり)、屋外(水着着用・混浴)屋外健康浴1、ドライサウナ1、塩湯1

公式サイト:http://terumasu.com/
駐車場:69台(うち2台車いす利用車用)
お役立ち情報:

●「屋外健康浴(混浴)」は、水着着用ですが、水着レンタルもできます。(男性用150円・女性用200円・子ども用もあり)
●備品は、オリジナルタオル等の小物販売があります。
●2階は休憩室になっており、湯上り後にくつろげます。

 

8,「北浜温泉 テルマス」までの交通アクセス情報

Google Mapで見る場合はこちら

 

住所:〒874-0926 大分県別府市京町11番1号
電話番号:0977-24-4126
営業時間:10:00~22:00(最終受付21:00)
休館日:毎週木曜日(祝日の場合は翌日)

 

バス利用の場合

JR線「別府」駅東口より、亀の井バスの20番、23番、24番、25番、26番、26A番、28番のバスに乗車、または、大分交通バスの50番、60番、61番、62番、のバスに乗車で「的ヶ浜公園前」で下車。(乗車時間約5分・大人片道140円)

 

▶参考情報:亀の井バスの時刻表など詳しくはこちら
▶参考情報:大分交通バスの路線図はこちら

 

車利用の場合

●大分自動車道を利用の場合「別府IC」で降りて、JR「別府」駅方面へ。車で約15分〜約20分。
●JR「別府」駅から車移動の場合、亀川方面へ車で約5分〜約10分。
●別府国際観光港から、JR「別府」駅方面へ車で約5分〜約10分。

 

9,「日本の秘湯」ゆーナビ編集部コメント

「北浜温泉エリア」は、ホテルや旅館が建ち並び、立ち寄り入浴も出来るので、一言で言えば「温泉巡りしやすい」です。

初心者から上級者まで、温泉巡りを楽しむ事ができます。

そんな北浜温泉にある「北浜温泉テルマス」は、温泉巡りと言うより、家族で、カップルで、おひとり様で、1日のんびりと過ごしたいという人にピッタリの温泉施設かもしれません。

バラエティに富んだ湯舟や施設は、きっと疲れた心と体を癒してくれるのではないでしょうか?

1日に数湯のはしご湯をする事も多い私ですが、「北浜温泉テルマス」に行く時は、ここ1湯だけで終る時もありますし、温泉巡りのシメとして入浴する事もあります。

それは、「的ヶ浜公園」やスパビーチもそうですが、間違いのない「癒やし」があるからだと思います。

筆者の私が別府に移住を決めた時、住む場所も決まり、ワクワク感でいっぱいでしたが、不安もありました。そんな不安を吹き飛ばしてくれたのは、スパビーチであり、ちょっぴり奇妙な造りの「北浜温泉テルマス」でした。

今、私にとっての別府は、日常そのものです。ワクワクする毎日に、疲れがたまる事もあります。ふとした時に、行きたいなと思うのは、なぜか、「北浜温泉テルマス」です。そして、入浴すると、いつの間にか、癒されています。

皆様も、別府においでの際は、まず、この奇妙な造りの建物に驚いてみませんか?

そして、その中にある、癒しの源である温泉に、是非入浴してみてください。もしかすると、今の自分が見つけたい何かが、そこにあるかもしれませんよ。

 

10,「北浜温泉テルマス」 に関連する別府八湯にあるおすすめ日帰り情報まとめ

今回の記事では、「北浜温泉テルマス」をご紹介しましたが、別府八湯には「北浜温泉テルマス」以外にもおすすめしたい温泉が山程あります。(笑)

別府温泉に行くならできるだけたくさんの温泉情報を知っておくと、楽しみ方の幅も広がりますので、以下では関連情報として別府八湯にある温泉エリアのおすすめ温泉情報も記載しておきますので、合わせてご覧下さい。

 

日帰り温泉施設(ホテルや旅館を含む)

 

共同浴場(公衆浴場)

 

 

 

記事作成日:2019年01月21日
記事作成者:「日本の秘湯」ゆーナビ編集部 温泉シニアマイスター 小井 明日香

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